第二回 側弯症による体の歪みについて

今回のテーマは・・・側弯症の歪み方

 側弯症の歪み方は一定のパターンが存在します。

 

写真の解説・・・後ろから人を見ている状態です。

  左:正常な背骨の状態

真ん中:側弯症の状態

  右:側弯症によって生じる肋骨の盛り上がる場所

を意味しています。人間は左に心臓、右には肝臓という生命維持に不可欠な臓器が存在します。

これらの臓器を背骨で圧迫することができない為、ほとんどの側弯症の場合このように歪むパターンが決まってきます。

つまり、【肩〜背中周りは右側に背骨が歪み、腰は左側に背骨が歪む】ということが側弯症の歪みパターンです。

日本人は右利き文化ですので、どうしても右腕になんらかの負担が集中しやすいです。そうなると側弯症の肩の場合、まず右肩や首回りに不調をきたす可能性が多くなります。自然と右肩周辺の筋力が弱くなっていたり、肩甲骨周囲が固まってしまっているケースも多くあります。

また、腰に関しては左の腰の筋肉に強い緊張が生じやすくなる為、椅子に腰掛けている姿勢やずっと立ちっぱなしの姿勢が続いてしまうと次第に腰痛や脚の痛みを引き起こしやすくなってしまいます。

これらの症状がまだ生じていない方は年月をかけて徐々に生じやすくなってしまう可能性があることが推測されます。

また、すでに生じている方は痛みをかばいながら生活をしていくことで「体のあちこち」が痛くなってきてしまうことがあります。

これらの歪みのパターンを理解した上で日常生活で注意したり自宅でできるストレッチを継続していくことで症状の緩和が期待できます。

逆に闇雲に運動やストレッチを行なったりすると中々、改善しないどころか湾曲や不調を強くしてしまうこともある為、注意が必要です。

ご質問などございましたら、お気軽にご相談ください。

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